プロジェクト

1つの構造情報ファイルに対し、計算の入力ファイル・出力ファイルをまとめて「プロジェクト」として管理します。

エクスプローラーから構造情報ファイルを開くと、新しいプロジェクトのタブが開きます。

../_images/project.svg

計算エンジンの選択

左下のメニュー projectmenuicon から Change calculator をクリックします。使用できる計算エンジンが表示されますので、解析に使用したいものをクリックして選択してください。

さらに、選択した計算エンジンの機能に応じ、どの入力ファイルを作成するか、右下のメニュー editormenuicon からエディターのモードを選びます。

計算エンジン エディターのモード  
Advance/PHASE (PHASE-Viewerが起動し、プロジェクトが開きます。)
Quantum ESPRESSO Geometry 原子構造・結晶構造の設定
SCF 自己無撞着場計算
Optimize 第一原理構造最適化
MD 第一原理分子動力学法
DOS 状態密度計算
Band バンド計算
TD-DFT 時間依存密度汎関数法
XAFS X線吸収微細構造計算
Phonon フォノン計算
Ph. Dispersion フォノン状態密度・バンド計算
NEB Nudged Elastic Band法
LAMMPS Geometry 原子構造・結晶構造の設定
Force-Field 力場の設定
Scheme 計算過程の設定
Metropolis w/ NNP メトロポリス法による構造生成(Advance/NeuralMD連携機能)
SLHMC 自己学習ハイブリッドモンテカルロ法による力場作成(Advance/NeuralMD連携機能)

使用する計算エンジンとエディターのモードを選ぶと、それに応じた設定項目が画面右側のエディターパネルに表示されます。

プロジェクトの保存

新しいプロジェクトを開いた場合、そのままではまだ保存されていません。左下のメニュー projectmenuicon から Save をクリックし、保存場所とプロジェクト名を設定して保存してください。タブにプロジェクト名が表示されます。

保存していないプロジェクトで計算を実行しようとしたり、エディターで変更を加えたまま保存せずにタブを閉じようとしたりすると、保存するよう促されます。

注釈

Windowsで、Quantum ESPRESSOの計算をローカルで行う場合、プロジェクトの保存先はCドライブ内にする必要があります(Quantum ESPRESSOの仕様による)。

この制限は、ジャンクションを使うことで回避できます。下記の例のようにコマンドを実行して設定することで、NanoLabo上でextフォルダに保存したデータが、実体としてはnanolaboDataフォルダに保存されます。

また、Linuxでもシンボリックリンクを使うことで、.nanolaboの外にあるフォルダを.nanolabo内にあるように扱うことができます。

Windows
mkdir D:\nanolaboData
mklink /J C:\Users\ユーザー名\.nanolabo\ext D:\nanolaboData
Linux
mkdir /home/ユーザー名/nanolaboData
ln -s /home/ユーザー名/nanolaboData /home/ユーザー名/.nanolabo/ext

ショートカットキー一覧

操作  
プロジェクト保存 Ctrl + S
戻る(左下の矢印ボタン) Ctrl + ←
スクリーンショット(画像保存) PrintScreen

* macOSでは Ctrlcommand と読み替えてください。